第２話では、万俵鉄平（木村拓哉）が高炉建設という夢に向かっ進み始めた場面が放送されました。帝国製鉄による故意の供給遅延の問題を解決するため、鉄平は従業員たちにも高炉建設の決定を告げたのです。従業員たちは拍手と歓声で迎えてくれましたが、一方で経理担当常務の錢高（西村雅彦）は溜息をついていました。実は、メインバンクである阪神銀行からの融資の回答は未だに届いていなかったのでした。

銀行から、大きな資金を借りるということは、今でも大変なことです。当時の日本は高度成長時代で、銀行は貸したくても貸すお金が不足していた時代でした。今以上に巨額な資金を借りることは難しかったのです。ですから、メインバンクが全面的に融資に協力してくれないと、資金調達が難しかったのです。

第３話は、阪神銀行から高炉建設の融資に関する連絡が来たのですが、50％の融資のうち10％を減額するという厳しい結果でした。驚いた鉄平（木村拓哉）は、父がいるはずの阪神銀行頭取室に向かったのでした。応対した阪神銀行専務の大亀（武田鉄矢）が静止するのも聞かず頭取室のドアを開けた鉄平でありましたが、そこに、父・大介（北大路欣也）の姿はなかったのでした。

この後、友人の三雲さんが頭取をしている大同銀行から足りない分の融資を受けるという話になっていくわけですが、大介と鉄平の親子関係も目が離せません。

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（2007年1月27日　時事問題！時事問題・痛いニュースを斬る！）